相続関係説明図(相続図)の書き方について、各ケースのポイントを説明します。
1. 相続放棄がある場合
相続放棄をした場合の相続関係説明図の作成方法は以下の通りです:
- 相続放棄した人の記載:
相続放棄を行った相続人の氏名の横に「相続放棄」と明記します。
- 相続をしている人の記載:
相続により不動産などの財産を取得した人には「相続」と記載します。
相続をしていないが、遺産分割に関与する場合には「分割」と記載します。
2. 数次相続がある場合
数次相続が発生した場合、複数の相続を明確に示す必要があります。
- 最初の相続(一次相続):
被相続人の住所、本籍、出生日、死亡日を記載します。
- 次の相続:
次の相続で亡くなった方の出生日、死亡日を記載し、続柄の横に「死亡」を明記します。
- 最終的な相続人:
最終的に相続する人の情報を記載します。
3. 離婚や再婚の場合
離婚または再婚に関する相続関係説明図は以下の通りです:
- 離婚の場合:
婚姻を表す二重線に×をつける。
元配偶者を「前妻」または「前夫」と記載し、住所、出生日は不要。
- 再婚の場合:
現配偶者や子供も含めて記載し、複数の配偶者との関係を明確にする。
4. 養子縁組の場合
養子縁組に関する相続関係説明図は以下の通りです:
- 夫婦で養子縁組:
養子の続柄を「養子」と記載し、養子縁組日を記載します。
- 被相続人とだけ養子縁組:
被相続人から直接線を引き、「養子」と記載します。
- 孫と養子縁組:
孫が養子であることを明確にし、養子縁組日を記載します。
これで、相続関係説明図の基本的な書き方が把握できると思います。
具体的な例や状況に応じて、これらのガイドラインを参考にしてください。
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