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相続税の納付について

 相続税の納付について、具体的な手続きや方法を整理します。

 以下は要点です。

 

相続税の納付方法

  • 金銭での一括払い

 基本的には日本円で一括払いが必要で、外国通貨や仮想通貨では支払えません。

 支払い方法には金融機関の窓口での現金支払いや、口座からの振込が含まれます。

 

*納付方法の選択肢

  • 金融機関での納付:

 銀行や郵便局での支払い。キャッシュカードがあれば、現金を持ち歩かずに済みますが、平日の営業時間内に納付する必要があります。

  • クレジットカードでの納付:

 国税クレジットお支払サイトを通じて行います。

 24時間365日対応可能で、ポイントが貯まる場合がありますが、手数料がかかります。

  • コンビニでの納付:

 QRコードまたはバーコード付き納付書を使って支払います。

 全国のコンビニで可能ですが、納税額が30万円以下の場合のみ対応。

  • 税務署での納付:

 税務署の窓口で現金支払い。平日営業時間内での納付が必要です。

  • ダイレクト納付:

 e-Taxを利用して、オンラインでの納付。手数料がかからず、24時間対応ですが、事前の手続きが必要です。

  • インターネットバンキング:

 一部の金融機関で対応。手数料が原則かからず、オンラインで納付可能ですが、事前の登録が必要です。

 

  •  納付期限

 相続開始日の翌日から10か月以内に申告と納税を行う必要があります。

 申告と納税の順番は自由です。

 

  •  延滞税と特例制度

 納付期限を過ぎると延滞税が課されます。

 延納や物納といった特例制度もありますが、申請には一定の条件や手続きが必要です。

 

*よくある質問

  • スマホ決済アプリ:

 2022年8月時点で対応していませんが、今後の導入予定があるかもしれません。

  • 納付期限が休日の場合:

 次の平日が納付期限になります。

  • 相続税の納付代表者:

 代表者が肩代わりすると贈与税が課される可能性があるため、各相続人が自分の相続税を納めるべきです。

 

 相続税の納付方法は多様で、各方法にはメリットとデメリットがあります。

 自分の状況や納付方法の利便性を考慮して選ぶと良いでしょう。