生命保険契約の手がかりが見つからない場合、以下のような対策があります:
1. 生命保険契約照会制度を利用する
「生命保険契約照会制度」は、親族等が申し出れば、一般社団法人 生命保険協会を通じて生命保険会社42社へ保険契約の有無を一括で照会できる制度です。
この制度を利用することで、契約の有無が確認でき、保険金の請求に必要な情報を得られます。
- 利用方法
対象者:
保険契約者または被保険者が死亡した場合、または認知判断能力が低下した場合、災害で死亡または行方不明となった場合。
申請手順:
オンラインまたは郵送で申請し、1件につき3,000円(税込)の費用がかかります(災害時は無料で電話での申請が可能)。
必要書類:
- 照会者の本人確認書類
- 相続関係を証明する戸籍等(死亡した場合)
- 協会指定の診断書(認知能力低下の場合)
照会後の流れ
照会申請後、支払い確認から約2週間で生命保険会社ごとに契約の有無が開示されます。
契約が存在した場合は、各保険会社に連絡し、保険金請求手続きを開始する必要があります。
2. 家族での確認作業
制度を利用する前に、以下の手がかりを家族で確認することが重要です:
- 生命保険証券:契約者が保管しているか確認。
- 通知物:生命保険会社から定期的に送付される通知物。
- 預金通帳の保険料振替履歴:保険料の支払い履歴が残っている場合。
3. 生命保険協会への問い合わせ
詳細については、一般社団法人生命保険協会の「生命保険契約照会制度のご案内」を参照するか、以下に問い合わせることができます。
電話番号:03-3286-2648(生命保険相談所)
受付時間:月~金曜日(祝日・年末年始を除く)9:00~17:00
これらの手順を踏むことで、生命保険契約の存在を確認し、適切な手続きを進めることができます。
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