不動産の「意外な利用方法」を提案する

　不動産の「意外な利用方法」を提案することで、希望以上の価格で売買取引が成立した実例をいくつか紹介します。

 

1. 住宅建設に適さない繁華街近くの広い土地

　ある広い土地は繁華街に近く、立地は良いものの、住宅建設には適していないため、買手を見つけるのに苦労していました。

 

　しかし、詳しく調査を進めたところ、周辺には大きな病院や飲食店が多く、「駐車場としての利用価値が高い」という結論に達しました。

 

　そこで、パーキング事業関連に強い会社に営業をかけた結果、想定以上の高値で取引が成立しました。

 

2. 閑静な住宅地の土地を相場以上の価格で売却

　次に、閑静な住宅街にある土地の例です。

　近隣の物件の取引事例から売却価格の目安はわかっていたものの、売主は相場以上の価格で売却を希望していました。

 

　綿密な調査の結果、この土地の周辺には医療施設が少ないことが判明し、「個人の医院開業に適している」という付加価値を見出しました。

 

　これを基に、移転や開業を検討中の医師や医療関係の会社にアプローチし、結果的に売主の希望額で売却することができました。

 

3. プロの力とネットワークの重要性

　これらの事例に共通するのは、不動産の真の価値を見出す発想と、その価値を必要とする層に情報を届ける力です。

 

　不動産のプロ集団は、取引経験だけでなく、独自のネットワークを活用し、適切な層にアプローチすることで、高値での売却を実現しています。

 

まとめ

　これらの例が示すように、意外な利用方法を提案することで、不動産の価値を大きく引き上げることが可能です。

 

　プロの力を借りることで、思わぬ高値での売却が実現できる可能性が高まります。