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自然災害が心配で家を買うことに不安を感じて

 自然災害が心配で家を買うことに不安を感じて心配するのは当然です。

 いくつか重要なポイントを押さえておくと安心できると思います。

 以下に具体的なアドバイスをまとめてみました。

 

1. 建物の耐震性を確認する

  • 新耐震基準:

 昭和56年6月1日以降に建築確認を受けた建物は、新しい耐震基準に適合しています。この基準の建物は、旧基準のものよりも耐震性が高いです。

  • 建築確認済証:

 購入を検討している建物の「建築確認済証」を確認し、建築確認がいつ行われたかを確認しましょう。

  • 耐震診断と補強:

 旧耐震基準の建物でも、耐震診断を受け、必要なら耐震補強を行うことで安全性を高めることができます。

 

2. 防災マップとハザードマップの確認

  • 防災マップ:

 地域の避難場所や避難経路、緊急連絡先が記載されています。

 自治体のウェブサイトで公開されていることが多いので、必ず確認しましょう。

  • ハザードマップ:

 洪水、土砂災害、津波などのリスクが示されています。

 購入を検討しているエリアがどのようなリスクにさらされているかを把握しましょう。

 

3. 自然災害区域の確認

 津波災害警戒区域や土砂災害警戒区域に該当するかどうかを確認します。

 これらの情報も重要事項説明書に記載されるべきです。

  • 活断層:

 活断層の位置を確認し、近くに活断層がないかを調べましょう。

 

4. 火災保険と地震保険の確認

  • 火災保険:

 住宅ローンを組む際に火災保険は必須ですが、ローン返済後も継続して加入しているか確認します。

  • 地震保険:

 地震による被害を補償するために地震保険に加入することをおすすめします。契約内容を確認し、必要な補償が含まれているか確認しましょう。

 

5. 緊急時の準備

 安否確認リスト:家族や親戚、緊急連絡先(警察、消防、ライフライン業者)をまとめたリストを作成しておきます。

 非常用持ち出し袋:

 地震や台風に備えて非常用持ち出し袋を用意し、中身を定期的にチェックします。

 

6. 定期的な点検とメンテナンス

  • 建物の状態チェック:

 購入後も定期的に建物の状態をチェックし、必要に応じて修繕や補強を行います。

  • ホームインスペクション:

 住宅診断士によるホームインスペクションを受けることで、建物の状態を客観的に評価してもらうことができます。

 

7. 相続登記

  • 相続登記:

 所有者が亡くなった場合、早めに相続登記を行うことで、災害時の対応がスムーズに行えるようにします。

 自然災害のリスクは避けられませんが、事前の準備と情報収集によってリスクを最小限に抑えることができます。

 これらのポイントを押さえて安心して家を購入する準備を進めてください。