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不動産広告の公正競争規約のポイント

不動産広告の公正競争規約のポイント

  • 駅からの徒歩時間表示

 道路距離80mを1分に換算。

 端数は切り上げて表示。

 信号待ちや坂道は考慮しない。

  • 公正競争規約とは

 不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)第31条に基づく業界の自主規制ルール。

 公正取引委員会と消費者庁長官の認定を受けて設定。

  最上級や「日本一」の使用

  「最高」「極」「日本一」などの用語は、合理的根拠がないと広告に使用できない。

 例:あべのハルカスは高さ300mで「高さ日本一の高層ビル」と表示可能。

  • 畳の広さの表示

 畳1枚あたり1.62㎡以上と表示。

 これは1.8m(1間)×0.9m(半間)=1.62㎡に基づく。

 

2022年9月1日の改正点の一部

  •  最も近い住戸(区画)と最も遠い住戸(区画)の徒歩所要時間を表示。
  •  物件から最寄駅等までの徒歩所要時間を明示。
  •  海、湖沼、河川の岸から直線で300m以内にあれば名称使用可能。
  •  街道の名称は直線で50m以内で使用可能。
  •  物件からの道路距離と徒歩所要時間の表示も可能。
  • 媒体を問わない適用

 インターネットの情報サイト、折込チラシ、新聞の三行広告など、すべての媒体で適用。

  • 公正競争規約に従う意義

 不動産広告の信頼性と透明性を確保し、消費者が正しい情報を基に判断できるようにするためのルール。