戸籍謄本のいろいろ

戸籍謄本と戸籍全部事項証明書の違い：

 

　戸籍謄本と戸籍全部事項証明書は同じものであり、戸籍を電算化した後の名称が「戸籍全部事項証明書」です。

 

戸籍謄本と戸籍抄本の違い：

• 戸籍謄本：

　戸籍に記載されている内容の全ての写しを含む。

• 戸籍抄本：

　戸籍に記載されている内容の一部について記載される。

 

相続手続きで必要な戸籍謄本の種類：

• 被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本
• 相続人全員の現在の戸籍謄本

戸籍謄本や除籍謄本の提出先と有効期限：

 

提出先：

　法務局、税務署、運輸局、金融機関、生命保険会社、証券会社など。

有効期限：

　提出先によって異なり、金融機関では通常3ヵ月～6ヵ月以内。

 

戸籍謄本や除籍謄本の用途：

 

法務局：

　不動産の名義変更（相続登記）など。

税務署：

　相続税の申告など。

金融機関：

　預金の解約、保有株の名義変更など。

生命保険会社：

　死亡保険金の請求など。

証券会社：

　保有株の名義変更など。

 

戸籍謄本や除籍謄本の有効期限：

 

　一般的には発行元の市区町村役場では有効期限を設定していないが、提出先によって有効期限が設けられる場合がある。