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生命保険契約照会制度

 生命保険契約照会制度を利用する手順と必要書類についてです。

 

申請の流れ:

  • 必要書類の準備:

 生命保険契約照会制度を利用するために必要な書類を準備します。

  • 生命保険協会のウェブサイトでユーザ登録:

 生命保険協会のウェブサイトにアクセスし、契約照会システムへのユーザ登録を行います。

  • 必要事項の入力と書類提出:

 契約照会システムにログインして、必要事項を入力し、必要書類をアップロードします。

  • 制度利用料の支払い:

 照会申請にかかる制度利用料を支払います。

  • 照会結果の受け取り:

 生命保険協会が各生命保険会社に照会を行い、その結果を受け取ります。通常、14営業日程度かかります。

 

必要書類:共通:

  • 照会代表者の本人確認書類:

 運転免許証、マイナンバーカードなど

  • 照会対象者の法定相続情報一覧図(法務局認証済み)

法定相続情報一覧図が準備できない場合:

 生命保険協会所定の医師の診断書または除籍謄本/住民票の除票

 照会代表者の現在の戸籍謄本等

 

遺言執行者が申請する場合:

  • 被相続人の除籍謄本または住民票の除票
  • 遺言書(検認書付き)または遺言公正証書
  • 照会代表者の印鑑登録証明書

法定代理人が申請する場合:

  • 後見人等の記事項証明書または審判書および確定証明書
  • 被相続人の法定相続人の戸籍謄本

任意代理人が申請する場合:

  • 弁護士、司法書士、行政書士の資格を証する書類

利用料金:

 生命保険契約照会制度の利用料金は、1照会当たり3,000円(税込)です。

 ただし、災害時は費用が無料で、申請は電話で行うことができます。

事前に確認すべき2つのこと:

 

保険証書等の再確認:

 生命保険契約照会制度を利用する前に、被相続人の自宅や書斎などで保険証書やエンディングノートなどが保管されているか再確認してみましょう。

 

相談先の確保:

 生命保険協会は契約内容の説明や保険金請求手続きを代行してくれません。

 契約内容について理解を深めるためには、弁護士、司法書士、行政書士などの士業専門家に相談することが重要です。

 以上が、生命保険契約照会制度の申請手順や必要書類、料金、事前確認事項に関する詳細な解説です。