· 

家族信託と成年後見制度の費用の違い

 家族信託と成年後見制度の費用の違いについて、以下の箇条書きでまとめます。

 

家族信託の費用目安:

 

・契約書作成:

  • 公正証書で作成する場合:3万円~10万円
  • 公正証書で作成しない場合:0円

・登録免許税:

  • 土地:固定資産税評価額の0.3%
  • 建物:固定資産税評価額の0.4%

・不動産登記依頼費用: 約10万円程度

 

・コンサルティング費用: 30万円~

 

・受託者報酬: 契約により、無報酬も可能

 

成年後見制度の費用目安:

 

法定後見:

 申立・後見登記手数料:3,400円分収入印紙

 送達・送付費用:3,270円~4,210円分郵便切手

 

任意後見:

 申立・後見登記手数料:2,200円分収入印紙

 送達・送付費用:3,518円分郵便切手

 

・鑑定費用: 約10万円~20万円程度

 

・申立書作成・手続き依頼費用: 15万円~30万円

 

・後見人報酬: 月額2万円~6万円(ただし、家族の場合は無報酬も可能)

 

 家族信託の費用は、契約書の作成や不動産登記などにかかる費用が主な要因です。

 一方、成年後見制度の費用は、登記手数料や鑑定費用などが重要です。

 また、後見人への報酬も費用に含まれますが、家族の場合は無報酬も可能です。

 これらの費用の違いを考慮しながら、家族信託と成年後見制度を検討することが重要です。