叔母の倒れた状況:
一人暮らしの叔母が低体温症により倒れ、病院に運び込まれました。
医師からは生命の危険があると告げられ、一時は命の危機にさらされました。
叔母の財産と支払い:
叔母は貯金200万円、月15万円の年金、自宅の不動産を持っており、病院の支払いや生活費などを立て替えなければなりませんでした。
しかし、叔母の意思表示ができないため、銀行の取引ができず、支出に制約が生じました。
身内の支援と負担:
叔母の唯一の身内である甥である私が、病院の支払いや生活費を立て替える責任を負いました。
一時的に叔母の代理人として行動し、生活費や医療費を賄いました。
叔母の状態と心情:
叔母は意識が混濁し、酸素マスクをつけ、点滴の栄養で生き続ける状態でした。
私が支援を続ける中、叔母は笑顔を見せることもありますが、彼女の意識の混濁や認知症の症状が心配されました。
経済的負担の拡大:
1カ月が過ぎ、支援金額は150万円を超え、叔母の銀行口座には年金が積み上がる一方で手が出せない状況が続いています。
医師の予想に反して、叔母の状態は回復の兆しが見られず、支援の負担は増加の一途を辿りました。
法定後見人の申請:
叔母の長期入院が続くことになり、法定後見人の申請を裁判所に出すことになりました。
手続きには書類の作成や面談を含み、約2カ月かかりました。
その間、叔母の支払いは甥が立て替えました。
財産管理の制約:
法定後見人になると、叔母の口座名義が変更され、後見人名義の銀行口座になります。
しかし、後見人は裁判所によって選定され、支出に対する細かい報告やチェックが求められます。
支出制約の影響:
裁判所は、叔母の財産を減らさないように配慮し、必要な支出でも制約を設けます。
そのため、本来叔母が行うであろう支出でも、後見人によって制限されることがあります。
最後の日々:
半年近くにわたり、裁判所に監視された日々が続きました。
その後、叔母は静かに病院のベッドで亡くなりました。
長期間の点滴治療の後、最期は寝たきりで朦朧とした状態が続き、元気な姿とはかけ離れた状態でした。
感想:
叔母の最期に立ち会い、彼女の人生の最後の日々を見届けた甥は、法定後見人としての責任と制約、そして高齢者の孤独死や医療に対する現実を痛感しました。
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