認知症とは?
定義:
脳の病気や外傷などさまざまな原因により、認知機能が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態。
発症率:
65歳以上の人口の約6人に1人が認知症になる。
MCIを含むと4人に1人に上る。
主なタイプ:
- アルツハイマー型認知症:
65歳以上の認知症の中で最も多く(約68%)。
アミロイドβの異常な蓄積と、神経原線維変化が特徴。
孤発性と家族性の2つのタイプがあり、後者は遺伝的要因が関与。
- 血管性認知症:
脳梗塞や脳出血などの脳血管障害による認知症。
突然発症することがある。
予防のための取り組み:
- 生活習慣病への早期介入:
血圧、脂質異常、糖尿病、喫煙、肥満などに早期に対処。
- 筋力アップ:
マイオカインと呼ばれる筋肉から分泌されるホルモンが期待される。
筋力アップが認知症予防や進行予防に寄与する好循環。
アルツハイマー型認知症予防:
特に重要な取り組み:
- 生活習慣病への介入:
適切な治療に早期介入。
血圧、脂質異常、糖尿病のリスクを甘く見ない。
- 筋力アップ:
適切な運動でマイオカインの分泌促進。
筋力アップが好循環に繋がり、認知症予防に寄与。
- 脳トレーニング:
効果があるものもあるが、最も効果的なのは運動とされる。
アルツハイマー型認知症予防におすすめの運動:
- 有酸素運動:
ウォーキング、軽いジョギング、サイクリングなど。
- 運動頻度:
週3~4回、30分程度が理想。
毎日行うことが望ましい。
- 楽しさが大切:
義務的でなく、楽しみながら運動することが大切。
- 脳への負荷:
運動中に脳に負荷をかけることが効果的。
計算やしりとりなどを運動と組み合わせて行う。
以上の取り組みがアルツハイマー型認知症予防に効果的であるとされています。
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