確定申告と準確定申告の違い

確定申告と準確定申告の違い

　確定申告と準確定申告には以下の違いがあります。

• 申告者と所得を得た期間：

確定申告：

　所得を得た本人が1月1日から12月31日までの1年間の所得を、翌年の2月中旬から3月中旬までに申告・納税。

準確定申告：

　被相続人（所得を得ていた人）が亡くなった年の1月1日から亡くなった日までの所得が対象。

• 申告期限：

確定申告：

　通常は2月16日から3月15日までの期間。

準確定申告：

　相続人が相続開始を知った日の翌日から4ヵ月以内に申告。

• 申告場所：

確定申告：

　所得を得た本人が納税地を管轄する税務署へ申告。

準確定申告：

　被相続人の死亡時の納税地を管轄する税務署へ相続人が申告。

 

確定申告が必要なケース：

• 被相続人に所得があった場合。
• 相続人が相続開始を知った日の翌日から4ヵ月以内に申告が必要。
• 相続した遺産を売却した場合。
• 相続人が死亡保険金を得た場合。

注意事項：

　被相続人が所得を得ていた場合、相続人がその所得に関する確定申告を行う。

　死亡保険金や遺産の売却による所得も確定申告が必要。

　申告期限や申告場所はケースにより異なるため、具体的なケースに基づいて確認が必要。