コーポラティブ型土地購入

「コーポラティブ型土地購入」のマッチングとオークション:

　システムでは、基本的に2人の買主と1人の土地売主とのマッチングをセットアップし、オークションを通じて土地を販売する。

　オークションが合理的に成立するためには十分な数量の買手が必要であり、エリアごとに注文住宅用地購入希望者を集めておくことが重要。

オークションの参加者と利点:

　オークションの参加者は個人と建売業者がメインで、多くのプレーヤーが参入することでオークションが成立しやすくなる。

　売主にとっては、資金的背景がしっかりしていれば、個人法人の別は関係なく取引が可能。

「コーポラティブ型土地購入」の効果:

　このシステムにより、広い土地も買いやすいロットにアレンジされ、経済的に合理的な価格や希少性の高い土地での取引が促進され、売主にとってインセンティブの高い市場が形成される。

分筆後の土地利用:

　分筆後の土地�、建売住宅用地よりも広めであり、注文住宅が建設されやすいと予想される。結果的に、街並み形成に寄与することが期待される。

決済の確実な履行と中間省略登記:

　決済の確実な履行のため、事業者が中間省略登記類似の手法を用い、実際の買主2名に所有権移転を行う。

　万一の買主の離脱に備え、事業者が自己資金で決済し、事業者がブリッジ役を果たす。

転売利益と将来の展望:

　転売利益の根拠は、区画アレンジ合意形成や土地取引の安全確実な遂行の対価として明示。利益率は6%を考えている。

　将来的には「コーポラティブ型土地購入」事業のソーシング力が高まり、利益率の見直しの余地があるかもしれない。