ポータルサイトの簡易査定は参考程度に
物件の売却価格は基本的に売主が決定しますが、適当に設定することは避けるべきです。
立地、築年数、物件の規模、建物の管理状態、間取り、内装など、複合的な要因を考慮して価格を設定する必要があります。
不動産仲介業者に調査を依頼することもできますし、最近では不動産投資専門のポータルサイトを利用して簡易査定を行うことも可能です。
ただし、これらの簡易査定は参考程度に留め、信頼できる不動産仲介会社に相談することが最善の選択です。
- 好条件で売れるポイントは「入居付け」
物件の売却を決定した場合、入居者が既に住んでいる場合はそのままオーナーチェンジとして売却することが理想的です。
しかし、空室の場合はファミリータイプの物件であれば売りやすい傾向があります。
ただし、ワンルームの場合は原則として空室のままでは売却が難しく、価格も引き下げられる可能性があります。
入居者をつけることが好条件で売れるポイントであり、買主にとっても心理的・金銭的な安心感が生まれます。
入居者募集時には、内装の手入れやリフォームを検討して賃料を上げることが利回り向上につながります。
家賃を上げずに入居者を付けるためのノウハウとして、敷金・礼金をゼロにして初期費用を減らす、賃貸仲介会社に広告料を2カ月分支払って頑張ってもらうなどがあります。
サブリース契約がある場合は、売却前提であればサブリース契約を外し、集金代行に変更することが推奨されます。
逆ザヤのケースがある場合でも、売却を見越してサブリースのままにするのは避けるべきです。
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