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相続手続きにおいて

 相続手続きにおいて具体的なステップとアドバイスです。

 

1.   見えているお金の流れを徹底的に調べる:

 紙の預金通帳やクレジットカードの明細、財布や定期券入れに入れているカードなど、資産に直結するアイテムを集める。

  故人のパソコンやスマートフォンからも資産管理ファイルや取引情報を探し出す。

 

1-1. 個人の同僚や友人にも聞く:

 友人や同僚に故人のお金のやりくり方法について尋ねる。

 信頼できる人たちに協力を仰ぐことも考える。

 

1-2. 見えないお金の輪郭を見つける:

 アナログもデジタルも関係なく、「見えているお金の流れ」を把握し、見えないお金の輪郭を見つけていく。

 手がかりが残されている可能性がある。

 

2.   知らない間に損失が出ていても、連絡は来る:

 FXなどの証拠金取引で損失が発生した場合、金融機関からの連絡がある。

 負債が遺族に請求される例は稀である。

 

2-1. 金融機関への問い合わせは速やかに:

 口座がある可能性がある金融機関が見つかれば速やかに問い合わせを行う。

 口座は一時的に凍結され、遺産分割協議の後に内容に従って分配される。

 

2-1.1. ネットに詳しい子世代が頼りに:

 ネットに不慣れであれば、お子さんやネットに詳しい家族に助けを求める。

 金融機関とのやり取りが簡単に進む。

 

 これらのステップに従うことで、相続手続きにおいて見逃すべき点が少なくなり、円滑な進行が期待できるでしょう。