ゆうちょ銀行における貯金の調査と名義預金の確認
- 貯金の調査可能な期間:
貯金事務センターでは、通常の貯金の取引履歴は口座が特定されている場合には過去10年分、それ以外は過去7年分が調査可能です。
- 貯金の合計額制限:
ゆうちょ銀行では、1人につき財形定額貯金を除く通常貯金、定額貯金、定期貯金などを合わせて1,000万円までとなっています。貯金事務センターで一括管理されています。
- 家族名義の貯金の確認:
相続税の税務調査では、被相続人だけでなく、相続人名義の預貯金も対象となります。
貯金事務センターへの問い合わせにより、家族名義の貯金の有無やその原資について検証が行われます。
貯金がない場合は、「貯金調査結果のお知らせ」で「ない」ことが回答されます。
- かんぽ生命保険(簡易保険を含む)の確認:
かんぽ生命保険については、かんぽ生命の各センターで加入の有無を簡単に確認できます。
相続開始前の満期や解約による保険金の受領状況も確認可能です。
- 重要なポイント:
相続税の調査では、貯金や保険に加えて、不動産、有価証券、土地、事業所得なども総合的に評価されます。
相続人は相続発生後、貯金や保険などの金融機関に問い合わせや確認を行うことで、相続財産を正確に把握し、手続きを進めることが重要です。
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