不動産相続において物件の選択

　不動産相続において物件の選択についてです。

• 木造物件の課題：

　木造物件は耐用年数が短く、老朽化が進むとメンテナンスや建て替えが必要になる。

　親世代での収益があっても、子世代にトラブル物件に変わる可能性がある。

• RC造物件のメリット：

　RC造（鉄筋コンクリート造）で都心立地の物件はリフォームにより入居需要が回復する可能性が高い。

　都心立地のRC造物件を相続した場合、運用しやすくなり、相続した人が困らない物件選びが重要。

• 中古物件の利点：

　相続税対策を考えるならば、建物評価額が下がっている中古物件を選択する方が好ましい。

　相続時精算課税制度や暦年贈与を利用する場合、相続税評価額が低い中古物件が有利。

• 生前贈与の活用：

　購入後2～3年を目処に、生前贈与のメリットを最大限に活かすために中古物件を選ぶことが有益。

　相続税対策を生前贈与を含めて行う場合、中古物件の方が多くのメリットを提供する。