Cランクに分類

　Cランクに分類される土地の具体的な種類

• 地盤の悪そうな土地 (地盤不良地)

　東日本大震災の際、液状化現象が起こったような地盤の悪い土地がCランクに含まれます。

　水に関連する地名や昔の地名が参考になり、地盤の状態を把握できる場合があります。

　湿気が多い土地や昔の川の一部だった場所も地盤が不安定な可能性があるため、検討が必要です。

• 無道路地 (袋地)

　狭い私道や他人の土地を通ってしか出入りできない土地が無道路地と呼ばれ、袋地に分類されます。

　新たな建物の建設が難しく、火災時や避難時のアクセスが制限される可能性があります。

　建築基準法に基づく規定や法律上の制約があるため、注意が必要です。

• がけ地 (傾斜地)

　傾斜のある土地で、建物を建てる際に基礎工事が必要とされるが、その費用が高額になるケースがあります。

　高い建築コストと低い土地価格の組み合わせが、買い手がつかない原因となります。

　寄贈先としての選択肢も限られ、自治体への寄付が難しいことがあります。

　これらの土地は売却が難しく、買い手が見つかりにくいことが挙げられます。

　持ち主は、価格にこだわらず、早い段階での売却を検討することが賢明であり、値下げを視野に入れることも考慮すべきです。

　特にがけ地は固定資産税がかかり続けるため、売却が難しい場合は適切な対応が求められます。