プロの土地調査:4つのポイント
不動産のプロが土地を評価する際に注視するポイントは以下の4つです。
① 前を見る:土地の形状や道路付けなどを確認
まず、土地の形状や道路、水路との関係、高低差、土地の変色や凹凸などを確認します。
土地の形状については公図や地積測量図と照らし合わせ、間口や奥行、不整形地かどうかを確認します。
例えば、道路に一面しか接しておらず奥行きが不足している場合、利用効率が低くなり評価が低下します。
奥行距離に応じた「奥行価格補正率表」を使用して適正な評価に補正します。
② 上を見る:建物や樹木の状態を確認
建物や樹木の状態を調査します。
建物の老朽化や損傷、周辺の景観などが評価に影響します。
また、樹木の位置や種類、成長状態も考慮されます。
これにより土地利用の制約や付加価値が見えてきます。
③ 下を見る:土地の地盤や地下の状態を確認
土地の地盤や地下の状態を確認します。
地盤の安定性や地下に埋まっているものが土地価値に影響を与えることがあります。
地中の汚染や地下水位の変動も考慮されます。
④ ぐるっと見回す:全体の状況を把握
最後に、土地全体を見回して総合的な評価を行います。
周辺環境、交通アクセス、近隣の施設や景観、地域の特性などが考慮されます。
これにより土地の魅力や潜在的なリスクが明らかになります。
これらのポイントを押さえつつ、プロは資料と現況を照らし合わせて不動産の総合的な評価を行います。
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