成年後見制度の導入費用

　成年後見制度と家族信託の導入費用に関する情報を以下にまとめます：

　成年後見制度の導入費用：

• 法定後見:

1. 後見人選任申立ての費用: 印紙代金約1万円程度。
2. 医師の鑑定が必要な場合: 5～10万円程度の鑑定料。
3. 専門職に申立てを依頼する場合: 申立て手続きの報酬が金10～15万円程度。

• 任意後見:

1. 任意後見契約書作成の実費: 公証役場に支払う手数料等が金2～3万円程度。
2. 専門職に契約書作成を依頼する場合: 報酬が金10～15万円程度。
3. 任意後見の発動時に家庭裁判所への申立て: 費用は法定後見と同様になる。

• 家族信託の導入費用：

　公証役場での信託契約公正証書作成:

　　信託財産の評価額により変動。数千万円なら金3万円前後、1億を超えると10万円超。

　　不動産が含まれる場合は、不動産の評価に基づく登録免許税がかかる。

• 信託財産に不動産がある場合の追加費用:

　不動産の固定資産税評価の0.4%（土地は現時点で軽減措置により0.3%）の登録免許税。

　これらの費用は一般的な目安であり、具体的なケースによって異なる可能性があります。

　法的な手続きや詳細な契約内容に関しては、専門家や司法書士に相談することが重要です。