相続関係説明図の作成手順

　相続関係説明図の作成手順を以下にまとめました。

• 準備: 相続人調査に必要な書類を用意します。
• これには被相続人の戸籍謄本、住民票の除票又は戸籍の附票、相続人全員の戸籍謄本、住民票などが含まれます。
• 書式の作成: パソコン上でエクセルなどのソフトウェアを利用すると便利です。以下の手順に従って作成します。
• 被相続人と相続人全員の氏名を1マスごとに記入します。世代が上の人を上方に、下の人を下方に、兄弟姉妹は並べて記入します。
• 各人の生年月日、死亡年月日、被相続人との続柄を記入します。死亡した人は背景を灰色などにして区別します。
• 各人を親族関係に従って線でつなぎます。配偶者は横線でつなぎ、親子は縦線でつなぎます。

家系図をイメージするとわかりやすいでしょう。

よくある質問への対処:

• 離婚・再婚: 離婚した場合は2重線にバツ印を付け、再婚した場合は再婚相手と2重線でつなぎます。
• 養子縁組: 養子縁組した場合は（養子）と明記し、養子縁組日を記載する必要はありません。
• 代襲相続: 代襲相続がある場合、被代襲者と代襲者の関係を明確に示します。被代襲者の情報から代襲者の情報へ線を引きます。
• 数次相続: 相続が連続して起こる場合、法定相続情報一覧図は「被相続人ごと」に作成する必要があります。

　相続関係説明図を作成する際は、これらの手順に従いながら、よくある質問や疑問に対処することが重要です。

　また、事前に必要な書類を整理しておくことも忘れずに行ってください。