障がいのある弟を含む家族に関する遺言書作成と相続に関する状況とアドバイスが述べています。
Tさん(50代の男性)からの相談では、父親が亡くなり、母親と50代の独身の弟が実家で生活していましたが、弟がグループホームに入り、母親が一人暮らしになりました。
弟は障がいを持っており、家族のサポートが必要でした。
母親は物忘れが進み、認知症の症状が現れてきました。
相続手続きが困難になることを懸念し、どう対処するか相談されました。
父親は遺言書を作成しており、全財産を配偶者である母親に相続させる内容でした。
Tさんと妹は母親にも遺言書を作成することを提案し、公正証書遺言を作成することをアドバイスしました。
財産の相続に関しては、母親は3等分にする意向を示していましたが、Tさんと妹は弟のサポートをするために2等分とするよう説得しました。
母親の付言事項には、長男と長女が協力して次男のサポートをし、財産を等分に相続する旨が記されています。
公正証書遺言の作成はアドバイスに従い行われ、遺言書作成に関する証人業務も行われました。
Tさんと妹も同行し、家族一丸となって遺言書を作成しました。
最終的には、母親の認知症進行にもかかわらず、家族の意志を確認し合いながら、弟の面倒を見ることを確認した遺言書が作成されました。
アドバイスとして、遺言書の作成と相続に関する対策として、母親が遺言書を作成し、弟をサポートすることを決め、財産を協力して相続することが挙げられています。
将来的な後見人の問題にも想定をしておくことが重要とアドバイスされます。
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