農地と山林の評価方法

　農地と山林の評価方法について、それぞれの種類ごとに異なるアプローチが取られています。

　以下に、農地および山林の評価方法に関する要点をまとめます。

• 農地の評価方法

　純農地:

　　評価方法: 倍率方式

　　一般の宅地と同様に倍率方式で評価されます。

 

　中間農地:

　　評価方法: 倍率方式

　　純農地と同様に倍率方式で評価されます。

 

　市街地農地:

　　評価方法: 宅地比準方式または倍率方式

　　宅地比準方式では、「農地が宅地であるとした場合の価額」から転用に必要な造成費を差　　

　　し引いた金額によって評価されます。

 

　市街地周辺農地:

　　評価方法: 市街地農地の価額の80%に相当する金額

　　その農地が市街地農地であるとした場合の価額の80%に相当する金額によって評価され

　　ます。

 

　山林の評価方法

　純山林:

　　評価方法: 倍率方式

　　山林の価額は倍率方式によって評価されます。

 

　中間山林:

　　評価方法: 倍率方式

　　純山林と同様に倍率方式で評価されます。

 

　市街地山林:

　　評価方法: 比準方式または倍率方式

　　比準方式では、「山林が宅地であるとした場合の価額」から転用に必要な造成費を差し引

　　いた金額によって評価されます。

　これらの評価方法においても、正確な評価を行うためには地域ごとの法的基準や国税庁の公表情報を確認することが必要です。

　また、評価のプロセスにおいては、不動産鑑定士や専門家の協力が重要です。